外国人風のカラーリングやヘアアレンジが流行っているさっこん、その様々な技術の数々を毎回テーマを決めて試していくチャレンジ企画。
名付けて・・・『おもいつき工房』(名付け親はまさや。)
自分たちの実験の記録になるとともに、お客様や他店の美容師さんの参考になればと思いますー。
第一弾はグラデーションカラー。『ブリーチ1回のみで出来るだけ髪を明るくし、そこに出来るだけアッシュグレーを入れる。』というルールを付けます。お客様にしてもらいやすくすることを考えるとブリーチは1回ですませるのが時間的にも料金的にも現実的と考えてのルールです。ではやっていきましょう!
元の髪
ここにブリーチで塗布に時間差をつけてベースをつくっていきます。
じゃん
ここに根元の暗いところは暗めのアッシュで染めます。6トーンくらいです。中間部分まで薬をのばしてグラデーションの暗い部分をつくっていきます。
余談ですが、「あ、あの人グラデーションカラーだ!」となるのと「あ、あの人根元めっちゃプリンや!」となるのは何が違うかと言うと、根元を染めてあえて暗くしているか、完全に地毛かという差な気がします。
次に毛先もそのまま染めます。
日本人の髪は赤みの色素が多いのでブリーチをするとどうしてもオレンジっぽい色になります。
ここにオレンジ味の反対色になる紫やアッシュを入れていきます。ここも中間部分と毛先で時間差を付けます。
1回で明るくなる程度は髪質によって全く違うのでその都度配合量を変えるようにしています。
ほれっ
正面
結果、ブリーチ後、思った以上にオレンジ味が強く残ったので消えるか心配だったのですがいい感じで消えました。
理想を言えばもう少しくすめば良かったのですが、今回のモデルさんはブリーチ後13トーンくらいまでしか明るくならなかったのでそれにしては頑張ったほうでしょう。
そうなるとより脱色力のあるブリーチが欲しくなりますのでそれもまた探してみます。
あと、グラデーションカラーは巻いたほうが圧倒的に綺麗です。
ちなみに、ウィッグで同じ工程をして染めてみたのがこれです。
違うのがブリーチ後のトーンです。15くらいです。
よりシルバーっぽい色になっていますね。
こんな色を出そうと思ったらブリーチ2回はしないと難しいかもしれません。
と、今回はこんな感じでした!
かかる時間や料金は工程によっても多少差がありますので直接ご相談いただければと思います☆
まだまだ試したいことが山ほどあるのでまたやっていきまーす!!
また、こんなことしてほしい!って要望があれば言ってくださいね★
拝読ありがとうございました。 muse Danae